ドイツ発ノンアルジン!ジークフリートワンダーリーフで激旨モクテルが作れる!
ジェームズ・ボンドが愛する「マティーニ」
ジェームズ・ボンドが愛する「マティーニ」を作るには欠かせず、あらゆるカクテルのベースにもなる世界四大スピリッツに数えられるお酒といえば何か?
そう、ジンです。
大麦麦芽やトウモロコシといった穀物を原料にさまざまなボタニカルを加えて作られるジンは、雑味のないクリアな味わいがその魅力。
ジェームズ・ボンドを気取るわけではないですが、「カクテルはジンで決まりだ」というファンもきっと多いはず。
そんなジンに「ノンアル」が存在するのをご存知でしょうか?
ノンアルといえばビールや酎ハイテイストが有名なのですが、実はジンにもノンアルが存在するんです!
ノンアルのジンさえあれば定番の「ジントニック」はもちろん「ギムレット」や「ジンバック」だってノンアルコールで楽しめる!
ということで、気になるノンアルジンの味わいを確認すべく、さっそく噂のノンアルジン「ジークフリートワンダーリーフ」を取り寄せてみたのでご紹介したいと思います。
エイプリルフールのネタとして誕生!?ジークフリートワンダーリーフ!
健康を気にする世界のセレブをはじめ、じわじわ注目を集めているのがアルコールを使わないカクテル「モクテル」の存在。
世界はすでにノンアルコールでカクテルを楽しめる時代に突入しているのですが、そのノンアルカクテルを作る際、非常に重要になるのがノンアルリキュール。
イギリス、オランダと並び、世界を代表するジンの国として有名なドイツから、エイプリルフールネタとして誕生したのが「ジークフリートワンダーリーフ」というノンアルジンです。
時は遡ること2016年4月1日。エイプリルフールのネタとしてSNS上に登場したのが全ての始まり。
ジョークのつもりで爆誕したノンアルコールのジンだったのですが、これがなんと思った以上に好意的に受け止められるや、2017年春には「本格的に商品開発しちゃいますか!」とプロジェクトが始動。
気が付けば正式にノンアルコールジンとして商品化されるに至りました。おそらくドイツ初のノンアルコールジンとのこと。
18種類のボタニカル配合!ベジタリアンも楽しめるノンアルジン!
ジークフリートワンダーリーフの魅力は、なんといっても健康に気を配る全ての人を考慮していること。ここに尽きると思います。
ノンアルコールなので酔わずに楽しめることはもちろん、人工甘味料は未使用、さらに無糖にもこだわり、ビーガンをはじめとするベジタリアンの人たちも気軽に楽しめるものとなっています。
ジンといえば穀物を原料にハーブやスパイスといったボタニカルで風味がつけられた蒸留酒。いわゆるジン最大の特徴でもあり、欠かせないのが心休まるボタニカルの香りです
この香りの部分をバッチリ抜かりなく抑えているのがジークフリートワンダーリーフです。
香り付けを担っているのはジュニパーベリーや、菩提樹の花といった高品質にこだわった18種類のボタニカル。さらに香り付けの工程は通常のジンとほぼ変わらないという。
ちなみにジークフリートワンダーリーフの製造人は、世界が絶賛するクラフトジン「ジークフリート・ドライジン」というオンアルコールジンを手がけていることでも有名です。
世界が絶賛したフルボディージン「ジークフリート・ドライジンは、同じく18種類の良質なボタニカルが使用され、さらに手工業で製造されるというこだわりの品。
そんな職人の技術を駆使してノンアルジンは製造されているのですが、製造工程の詳細については残念ながら企業秘密とのことです。
これぞノンアル革命!?究極に香るノンアルジンの味わい
ノンアルジンの誕生秘話だったり、何が配合されているかも興味深いけれど、結局のところ一番知りたいのは飲み物として美味しいのかどうか。
どうやって楽しむわけ?ノンアルジンってどんな味?美味しいの?
という部分だと思います。
楽天・Amazonなどで購入可能になりました。
「ジークフリートワンダーリーフ」は日本では未発売ということで、さっそくドイツから直輸入してみました!
ジンといえばまず特徴的なのがその香りですよね。
薬草のようでもあり、ハーブのようでもあり、キツいものはアルコール消毒のようでもある独特な香りが特徴です。
ジークフリートワンダーリーフの香りなのですが、これがとにかくイイです!すんごいイイ香り!
ボトルキャップを開けると「キュポンッ」という気持ちいい音と共に、香り立つのが感動的なジンの香りです。
それはハーブ園に迷い込んだかと錯覚するが如し。
美しい香りが優しく鼻を撫で、思わず、「これジンじゃん!」と口走るほどに最強の香りのお出ましです。
これが大袈裟に誇張しているわけでもなく、本当に香りが華やぎすぎていて、私はボトルキャップに残った香りをしばしクンクンするほど。幸せな香りがそこにです。
色合いについては完全なる無色透明で、不純物といったものはいっさい見当たらず。
もちろん数日置きっぱなしでも変色することなく透明なままです。ちなみに開封後は冷蔵せずに8週間の保存が効くそう。
ちなみにグラスに注いでみても香りのスゴさは健在です。香りに関してはまったくの衰えしらずで、もはや満点の域ではないでしょうか。
しかし、香りよくとも肝心なのは味わいですよね。
まずは試しとロックで飲んでみることに。
驚くことにジンのガツンとくる、あの焼けるようなアルコール感はいっさい無し!
いや、ノンアルコールなので当たり前なのですけどね……。
とはいえ、「ジンをロックで飲む=もだえる」みたいなところがありますから。
度数が強くて「これこれ!ジン飲んでる!」という喉の焼けるあの感じがピクリとも来ないのは、どこか不気味にも感じてみたりです。
ロックで味わうノンアルジンについては正直なところ「酸味の少しついたハーブ水を飲んでいる」といったところ。
「ロックで飲むは違うの……だろうか」
というのが最初の感想。
香りが引き立ちまくっているだけに、これは「ムムム」と首を傾げるちょっと予想外な味わいでした。
けれど、ジンの本骨頂はなにもロックだけではありませんよね?
ジンはカクテルを作ってこそ、本気の味を楽しめるというもの。
想像を超える美味しさ!ノンアルジントニックを作ってみた!
定番にして最強、それがジントニック。ジンのカクテルといえばコレですよね!
ジンを語るうえでジントニックは欠かせないです。
まさか、ジントニックを自宅でしかもノンアルで作る日がやって来ようとはな……。
ということで、手に入れたノンアルジンの美味しさを最大限に引き出すべく、ノンアルジントニックを作ってみました。
ジントニックのレシピは、ジン1に対してトニックウォーター3の割合。
ついでに本家アルコール入りジンも用意して味わいを比較してみること。
すると、衝撃の事実発覚!
ノンアルコールのジントニックがとにかく本家にそっくりなのです!
香りはまったく同じ、味もほぼアルコール入りジントニックと大差なし。
違いがあるとすれば、アルコール入りなのか無しなのか、ただそれだけです。
かく言う私はジンはわりかし苦手なリキュールでもあり、アルコール入りジントニックを飲むと、喉と胃にグワッとくる熱さと刺激、そして深さを感じ、フラフラになるのですが、ノンアルコールだとシンプルに美味しく楽しめます。
ものは試しとアルコールに強い人にも飲んでもらったのですが、「これノンアルジンなの!?違いが分からん……」といった戸惑いの声もちらほら。味の差はほぼ無いと言っても過言ではないそう。
ノンアルジンをロックで飲んだ時は「このハーブ水は……なんだ」と戸惑ったのですが、カクテルにすることで衝撃の実力を発揮するとは……。
ノンアルジンは香り付けとしてかなり優秀で、ノンアルカクテルにしてこそ真価を発揮する味わいとなっていました。
「まさかジントニックがノンアルで飲める日が来ようとは!」なんて感動するほど。
今回はジントニックを試しに作っただけですが、ほかにもノンアルカクテルこと「モクテル」を色々と作っていけそうな気がします。
ノンアルジンだからこそ楽しめる新しいドリンクが誕生する可能性を感じざるを得ないです。
あえて本家アルコール入りのジンには似せていない
ノンアルコールジンのジークフリートワンダーリーフは、ジンと一緒なのか?
誰もが気になるこの質問。
生産者が語るには、ジークフリートワンダーリーフはアルコール入りジンの味をそっくり真似ることはできないそう。
たしかにアルコール度数の高いジンといえば、喉をカッと熱くする味わいも魅力の内なわけですが、これはアルコールのなせる技といった部分もありけりです。
また、ジンと同じにすることも違うのでは?とも生産者は思っているそうです。
ノンアルコールのジンは、ジンの特徴でもあるハーブ由来の香りをアルコールなしで楽しめる部分にあります。
だからこそ単なるジンの代替品ではなく、飲み物の幅を広げることへも繋がっていく。ひいてはアルコールフリーだから作れる味わいと、そのバランスを楽しんで欲しいそうです。
さいごに
アルコールを飲めない人、あるいはアルコールをあえて飲まない人にとって、ノンアルジンの登場はまさに衝撃のひと言。
しかもモクテルのベースとなるほど、ノンアルコールリキュールとしてのクオリティも高いのが嬉しいポイントなんですよね。
ジークフリートワンダーリーフ誕生の地ドイツといえば、ビールの本場として有名なのですが、そんなドイツでもお酒を飲まない若者は増えてきていたりもします。
早くもドイツのノンアル界隈では「とんでもないノンアルジンが登場したぞ!」と話題になっており、この波が世界中を駆け巡る日もそう遠くないのかもしれません。
ちなみに、ジークフリートワンダーリーフという名前は、ドイツの英雄叙事詩からきています。
ジークフリートといえば、叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に登場する主人公。
龍殺しの英雄ジークフリートは、倒した龍の血を浴び不死身の身体を手に入れるのですが、そんな彼にはたった一箇所、背中にだけ弱点があります。
龍の血を浴び無敵の身体を手にしたかと思いきや、なんと背中に葉っぱが張り付いていたのです。
不覚にも葉っぱ型に残ってしまった人間まるだしの弱点。ジークフリートは最後そこを突かれて絶命します。
嗚呼、悲しきかなジークフリートワンダーリーフ。
ではまた。よきノンアルライフを。
参考:https://www.siegfriedgin.com/wonderleaf/