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買うべき?コンビニに置いてない珍しいノンアル龍馬1865

レビュー
更新日:2024/08/01

ノンアルビールは無添加にこそ、こだわりたい!

買うべき?コンビニに置いてない珍しいノンアル龍馬1865

ビールをノンアルに持ち替えるのは、健康や肝臓をいたわってこそ。ならば、飲む時にこだわりたくなるのが無添加かどうかですよね。

「ノンアルビールといっても、ビール激似だけが全てではない!無添加でなければダメだ!」という健康を気にかけた声が上がることもチラホラ。

けれど、無添加ビールって、味にちょっとクセがあるというか。ネックになりがちなのが、よく知るビール感から遠いということ。美味しい無添加ノンアルを求めて、日夜ノンアルの飲み比べに明け暮れる、なんてことも久しからずやです。

そんな無添加ノンアル党のなかで、じわじわと根強い人気を獲得しているのが、『龍馬1865』という、なにやら聞き慣れないノンアルビールです。

日本ビール株式会社から販売されているこのノンアル。その正体とはいかに?

コンビニに置いてないレアなノンアル!ネットで買うと24缶セット

「龍馬?日本ビール?なんだそのノンアルは!?」

という反応を持つ素直な人が、きっと多いであろう龍馬1865ノンアル。もしも「龍馬か!日本ビールね!」と知っているなら、あなたはかなりのビール通と見受けられたしです。

正直、コンビニやスーパーで見かけることが滅多にないのがこの『龍馬1865』というノンアルビールです。ネームバリューはありません。

コンビニなどで滅多に置いてないので、試しに買ってみることもできない。そんな状況にも関わらず、ノンアル界隈では『龍馬1865』こそ「最強のノンアルビールぜよ!」と高評価する人がちらほらいます。

白のラベルに大きく書かれた『龍馬1865』の文字。その上には「まさにビールを飲むが如し」と書かれ、極め付けは、ラベルに淡くプリントされた坂本龍馬の遠くを見つめるそのお姿。

コンビニやスーパーで見かけないとなれば、主な購入経路はamazonや楽天などのネット通販になのですが、パッと見てその正体の不明さに思わず手を止めてしまうのが「龍馬1865」なるノンアルです。

坂本龍馬の肖像がラベルに印刷された得たいの知れない謎ノンアル、それをネットで買うって、なかなかに勇気がいります。

しかも、基本的にビールやノンアルって、ネットで買うと24缶のセット販売ですよね。ノンアル龍馬もまた同じ。龍馬をいきなり24缶まとめ買いするその勇気たるや、筆舌に尽くし難しです。相当な覚悟をもってポチる必要がでてきます。

かくいう私も「龍馬?うさんくせぇノンアルだな」と最初こそ、無礼千万な第一印象を抱いていました。

なんせ、ひと缶飲んでみて、「違ったぜよ。マズイぜよ」となれば、あとに残るのは23缶も地獄の如く山積みになる龍馬たちですから。

購入が躊躇われるというか、勇気がいるというか「正直やめておくか」と思うのが人情です。

とはいえ「ビールなき世を面白く」とノンアルを手にした身としては、買ってみたいのもまた人情。

なら、どんな人なら龍馬を美味しく楽しめるのか?

まとめて24缶セットをネットでポチっても後悔しないのか?

ドイツ麦芽100%!無添加を極めしノンアル

ノンアルビールといえば、ひと昔前までは「ビールが飲めないから仕方なしで飲む」といった、あくまで「お酒の変わり」でしたが、最近はお酒そっくりの味わいも増え、それこそ「あえてノンアルです」という人も増えています。

けれど、耳にするのがこんなセリフ。

「人工甘味料は解せぬ。無添加でこそ真の健康ではないか。無添加でかつ、美味いノンアルコールビールが飲みたい!」

そう、無添加を求める声。

それこそ、ノンアル界の帝王「アサヒドライゼロ」は最強の喉越しとビール激似のクオリティですが、無添加ではなくて人工甘味料が使われています。

そんな中、人気を獲得し始めているのが「龍馬1865」です。

ラベルの見た目とネームバリューのなさから、怪しさが滲み出てもいますが、実はノンアルとしては噂に違わぬ一級品!

もちろん無添加で、なによりクラフトビール的な味わいが楽しめるんです!

「龍馬こそ最強のノンアルぜよ!」と豪語したくなるのも納得な、好きな人にとっては堪らん味わいだったりします。

龍馬1865はドイツ麦芽を100%使用、プリン体ゼロ、添加物ゼロはもちろん、アルコールは自身満々の0.000%!

大手ビールメーカのノンアルですら、ラベルに0.00%という表記なのに、龍馬はさらに0を1つ多くして、0.000%の表記です。攻めてます。

しかも、ラベルの側面には「運転中に」「仕事中に」「休肝日に」ぜひ龍馬を、とアピール文言だってバッチリ!

ノンアルとはいえ、飲酒運転に厳しいご時世に「運転中」をオススメしています。ノンアルだから問題なしですが、とはいえ攻めてます。

さらにビールと比較してカロリー70%カットを掲げるという、カロリーゼロが求められるノンアル界において、70%を堂々と掲げる器のでかさ。

エネルギーは12kcal、炭水化物は2.8gと、ゼロではないので、調子にのって龍馬をガブ飲みすると太りますが、もちろんビールと比較すればカロリーは格段に低いです。

「アルコール0.000%、無添加、そして低カロリー」もう、どこを切り取っても死角はなし。

そう、龍馬1865って、実はスゴいノンアルなんです。



龍馬1865はクラフトビールな味わい!グラスに注ぐと美味!

とはいえ、肝心のはその味わいです。これが最も重要と言っても過言ではありません。味が完璧でなければ、やはり最高のノンアルは名乗れません。さて、龍馬はどうなのか?

龍馬1865は、「クラフトビールにありそうな味わい」というのが私の個人的な感想です。

麦とホップが香る味わい。それは、ちょっと小洒落た個人経営バルで出会いそうな、そんなクラフトな味わいです。

スッキリとしてさわやかな飲みごたえがあり、少しクセのある味わいが地方のクラフトビール感をイイ感じに演出しています。ビールの本質たる麦を楽しむテイスト、加えて優しい喉越しと飲み口が魅力です。

そして、龍馬1865の本領は、グラスに注ぐことで、その真価が発揮されます。

ジョッキではなくて、グラスを用意して注ぐことがポイント。やっぱりノンアルには雰囲気もかなり重要です。

そもそも龍馬1865は、飲み口が缶チューハイサイズになっていて、缶ビールでよくある大口タイプでもなく、正直なところぐいぐい飲み辛いところがあります。

なので、おしゃれグラスに注げば、味わいが大化けます。

ひと手間かけるだけで、少しクセの香る味わいすら、愛おしく感じる不思議。うまさ倍増どころの騒ぎではなく、グラスに口をつければ、そこにあるのは完全にクラフトビール!ぐいぐい飲めちゃいますし、スルッと飲めてクセになる味わいがそこにです。

いわゆる日本の「キレ!喉越し!ぐびぐび飲める!といったビールが苦手という女性の方でも、グラスに注げば美味しく飲めると思います。

お風呂上がりの一杯、仕事あがりの一杯というよりは、ディナーと共に味わいたい深い味わいです。

ただ、反対に、いわゆる仕事のあとで「グビッ」といきたい、おっさん大好きビールが推しという人には不向きです。

それこそ、「ノンアルはアサヒドライゼロが最強!」という人は、手出しご無用。間違っても買ってしまったが最後、龍馬の残党たちが家の片隅を占拠することになります。

大手メーカーのノンアルに例えるなら、龍馬1865はキリンの『零ICI』に近い味わいです。

零ICIは、無添加ノンアルで、香ばしい麦の香りと少しクセのある味わいが特徴なのですが、これが好きという方は、龍馬を手にとっても楽しめると思います。

黒ビールを日頃から嗜むという人にもオススメですね。ちょいクセのあるビールがイケるなら買って後悔はしないはず。

ただ、手に入りずらいので、キリンの零ICIでもよいかな、と思う自分もいたりはします。

ちなみに、参考までにかくいう私の好きなビールは「サッポロ黒ラベル」で、好きな発泡酒は「ホワイトベルグ」または「クリアアサヒ」、好きなノンアルは「アサヒドライゼロ」です。こんな私は、美味しく飲めています龍馬1865。似たようなビールを愛好する方は、ぜひ試してもらえたらと思います。



最後に。龍馬1865の、1865って何?

と思った方のために補足しておくと、この数字は「1865年」からきています。

1865年といえば、長崎で商社を創業した坂本龍馬が、取引相手のグラバーさんから貰ったビールを初めて飲んだ年といわれています。

「なるほど。だから龍馬1865か!」と思う反面で「とはいえ、なんで龍馬1865なの?」とも思うネーミング。

ちなみに、1865年といえば、サッポロビール誕生に関わった日本初の国産ビール醸造技師「中川 清兵衛」がイギリスに密入国した年だったりもします。

気になった方は、ぜひ「龍馬1865」をお試しあれ!

ではまた。

*参考ラベル*
龍馬1865
まさにビールを飲むが如し
ドイツ麦芽100%、プリン体ゼロ、添加物ゼロ
カロリーはビールより70%カット。
アルコール分0.00%
成分:エネルギー12kcal、タンパク質0g、脂質0g、炭水化物2.8g、食塩相当量0g、プリン体0g*全て100mlあたり
品名:炭酸飲料
原材料:麦芽、ロースト麦芽、ホップ、炭酸
名前の由来(ラベルに記載あり):長崎にて商社を創業し、グラバー氏との取引を始める。その交友からビールを譲り受け、始めてビールを飲んだ年が1865年といわれている。

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