最もビールに近く美味しいのはどれ!?アサヒノンアル三種飲み比べ
アサヒなの?キリンなの?どっちのビールが好きなのか?
なんて会話もするくらい、ビールの味がメーカーごとに違うように、メーカー各社で味が違うのがノンアルコールのビールたち。
メーカー各社こだわりの趣向がノンアルにも凝らされているのですが、なかでもアサヒの特徴は「ビールに似た味を追求している」ということ。
アサヒが誇るノンアル『ドライゼロ』のキャッチフレーズをみると「目指したのは、最もビールに近い味」とあり、ビールへの追求心が半端なくほとばしっています。
そんなアサヒノンアルビール、はたして最も美味しい一缶はどれなのか?
アサヒから発売されているノンアル『ドライゼロ』『ドライゼロフリー』『ヘルシースタイル』の三種類を比較してみました。
ビール激似で安定の旨さドライゼロ
アサヒのドライゼロといえば、それはもう伝説のノンアルビールと呼んでも過言なし。いわばノンアル界の革命児。ドライゼロの存在なくして、ノンアルビールは語れません。
ノンアルで失敗しない一本はまさにコレ。安心・安定で美味いノンアルを求めているなら、ドライゼロ一択です。
驚きなのは、ひと口飲んだ時にビビッと伝わる「ビールでしょ、これ!」と思わず口にしたくなるほどの衝撃です。
いわばビール激似の最前線をひた走っている。それが、アサヒが誇る超ノンアルビール『ドライゼロ』です。
飲んだ皆が「ノンアルビールもこの域に達しているのか!」と感動の声をあげ、そのクオリティたるや、みんなが大好きなあの『金麦』に激似!「目指したのは、最もビールに近い味」というキャッチフレーズは伊達じゃないです。金麦は発泡酒、おまけにメーカーはアサヒでもないですが・・・。
さらにカロリーゼロ、糖質ゼロと、休肝日を作りたい人の味方はもちろん、ダイエットしたい人の味方までしてくれるという、ノンアルの鏡みたいな一本となっています。なかなか憎いヤツです。
ちなみに、夏の期間限定版としてドライゼロサマーショットがあり、こちらはドイツビールのラドラー的なさわやかテイストが楽しめます。
「仕事終わりはビールで決まり!」というビール好きなら、きっと文句なく味わえると思います。
基本的には死角のないアサヒドライゼロなのですが、一点だけ弱点があります。
それは、人工甘味料が使用されていること。
もちろん人体に悪い影響なしの甘味料ですが、「ムリ!人工甘味料はありえない!」という人もいるわけで、そんな人にとっては、手に取りづらい大きなデメリットにはなっています。
人工甘味料もゼロ!より飲みやすいドライゼロフリー
いくらビールに似ていようとも、味がおいしかろうとも、人工甘味料には抵抗がある。安心して飲めるノンアルが欲しい!
という人がアサヒのノンアルを手にするなら、もう『ドライゼロフリー』で決まりです。
ドライゼロフリーは、ゼロが5つもそろった完璧なノンアル。
カロリーゼロ、糖質ゼロ、プリン体ゼロ、人工甘味料ゼロ、そしてアルコールゼロです。もはや死角はありません。
肝心の味わいは、ドライゼロよりもフルーティーで深みのあるテイスト。
仕事の後におっさんが飲みたいキレのあるビールというよりは、ビールを味わって飲みたい女性あたりにオススメしたいのがドライゼロフリーです。
白ぶどうに近いフルーティーさ、そしてクリーミーさを感じることができ、超褒め言葉を贈って例える、サッポロクラシック(北海道限定)の味に近しいものがあります。ちょっと褒めすぎかもですが……。もしくは、地方のクラフトビールにラインナップされていそうな味わい。
とはいえ、金麦激似のドライゼロと比べると、その味はまるで違うわけです。
なので「ドライゼロから人工甘味料を無くした感じなのかな?」くらいの気持ちで飲めば「な、なんだこれは!?ドライゼロと全く味が違うじゃないかッ!」と面食らいます。
ドライゼロを愛しすぎる者なら、もしかすると「身体のことを思うがあまり、意識が高すぎるがあまり、ドライゼロの魅力が失われてしまった」という印象を抱く人はいるかもです。
トクホのノンアル、ヘルシースタイル
バンザイしている人間マークでおなじみ、トクホ(特定保健用食品)といえば、健康飲料のイメージが強いそんな存在。
アサヒのノンアルのなかでも、トクホ認定されているのがヘルシースタイルです。
このノンアルなのですが、アサヒどころか数あるノンアルのなかでも、非常にクセが強いです。
正直なところ、私としてはノンアル界の異端児的な存在だと思っているのが、このヘルシースタイル。
その味わいは「なん……だ、これは……」と、思わず感想が出ないほど。
飲んでみた結果から言うと、「今まで飲んだ数あるノンアルのなかでも、最後まで飲み切るのが最も厳しかった一缶」がコレです。
ドライゼロとドライゼロフリーのクオリティが高すぎることもあり、同じアサヒを思えば、その落差がとにかくスゴい。
味わいは水にビールの香りを着けたような感じで、やや甘く、そしてフルーティー。
飲感は勝手知ったるビールのそれとは異なり、なんだろう妙な飲後感が舌の上に残ります。非常に独特で、アサヒを想像して飲むと、変わり種すぎるテイストに驚愕です。
ただ、このノンアルの魅力は、きっと健康面にこそあるのであろう。
健康を気にしたノンアルということで、カロリーはゼロ、糖質もゼロ、さらに食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする健康機能まで付いてます。しかも、難消化性デキストリンなる食物繊維が、脂肪の吸収まで抑えてくれるという・・・。
ただ、トクホだからなのでしょうか、「これはビールを目指した味なのか?」と、そう首を傾けたくなるノンアルでもあります。
ようするに、まぁマズいです。ビールの代わりと思って飲むと、衝撃をくらいます。
ちなみに、人工甘味料も含まれています。
アサヒのオススメの1本はどれ?
アサヒのノンアルを手に取るなら、『ドライゼロ』または『ドライゼロフリー』このどちらかだと思います。
どちらを手にするかは、好みによりけり。
いわゆるザ・日本のビール的な味わいが好きならドライゼロです。
よく知ったビールの味わいを楽しむことができるので、迷っているならコレで決まりかなと思います。
個人的にも、やっぱりドライゼロ派ではあります。
味わいのあるビールが飲みたい。日本のビールよりは、世界のビールやクラフトビールの方が好き。
という方になら、ドライゼロフリーがオススメです!
ドライゼロフリーには人工甘味料も入っていないので、全てにおいて安心して飲めることも大きなポイントです。
トクホのノンアルは……。
気になった人だけが挑戦してみてください。
ではまた。