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実は同じ!?3大ノンアルビールの成分比較!!

レビュー
更新日:2023/05/11

キリン派?それともアサヒ派?

実は同じ!?3大ノンアルビールの成分比較!!

きっと酒飲みならば一度くらいは出会ったことがあるだろうこの会話。

ビールといえば、メーカーごとに微妙に違うのが、味わいや喉越し。ビール愛好家にとっては、銘柄による味の違いを楽しむことも醍醐味のひとつで、人によってはこれだけは譲れないお気に入りの銘柄もあったり。

そんな好みの別れるビールですが、実は同じくノンアルコールビールも各社によってその特徴が異なっています。

ノンアル飲むならキリン?それともアサヒ?あるいはサントリー?

「ノンアルビールといえばコレ!」という3つのメジャーノンアルビールをピックアップして、どんな特徴があるか、味の違いや成分の違いやらを比較してみました。

【サントリー】オールフリー

【サントリー】オールフリー

「これぞザ・ノンアル ビール」という呼び声が個人的に高いのが、サントリーから出ている「オールフリー」です。

その味は、さっぱりとして飲みやすく、良い意味でも悪い意味でも、これぞ昔ながらのノンアルビールといった味わいなのがサントリーのオールフリーです。変わらぬ美味しさというか、変わらぬノンアルビールの魅力がそこにあります。

それはまさに、ノンアルが居酒屋にラインナップされて久しいあの頃の味。「ビール飲めないからノンアルで我慢かぁ。辛いなぁ」と思いながら飲む、おじさん勢にはちょっと懐かしさも染みるノンアルの味。

ビールを薄くのばしたような、どこか変わり種のレモン酎ハイのような気もしなくもない味わいです。

口当たりの優しさと、女性でもスイスイ行ける飲みやすさは天下一品で、ディナーというよりは、ランチタイムのお供にお願いしたい一杯。

そして、ノンアルといえばの代名詞『カロリーゼロ、糖質ゼロ、プリン体ゼロ、そしてアルコール0.00%』となっています。

【キリン】零ICHI

【キリン】零ICHI

「キリン……で、ですよね?」と思わず心の驚きが声になってしまうであろう、そんなノンアルビールが、ビール界の二大勢力が一つキリンから出ている「零ICI」です。

よく見知ったキリンを想像して飲むと、ちょっと首を傾けたくなるというか、少しクセがあるというか、これじゃない感がよぎるというか。そんなノンアルが零ICIです。

ところが、あなどるなかれ! これが美味しくないわけではない。

少しクセがある。

それは、ビールにとっては褒め言葉になることも久しからずや。

零ICIはシンプルにキリンのビールよりというよりも、クラフトビールに近い味わいです。

香ばしい香りに、深いうまみ。それは、少し小洒落た居酒屋にある名も無きクラフトビールのよう。あるいは黒ビールに近いような味わいでもあります。

個人的には「黒ビールのノンアル」と思って飲むと、「再現度はんぱないッス!」と驚くのが零ICIです。ゆえに、人を選ぶノンアルビールでもある。

ビールは、ちょっと苦手。という方にはオススメではなくて、我が愛すべきキリンビールよ永遠に、という硬派なキリン推しの方には「なんだこれは!」とめんくらうノンアルです。ただ、炭酸具合は抜群で、喉越しの良さはもはや説明不要です。

【アサヒ】ドライゼロ(DRY ZERO)

【アサヒ】ドライゼロ(DRY  ZERO)

「ノンアルよ、お前も遂にここまできたか!」と度肝を抜かれる、ノンアル界の帝王にして、ドンにしてビッグボス。それがビール界の二大巨頭が一つ、アサヒから出ているドライゼロです。

最強です。もう、それ意外の言葉は不要です。真にスゴイものにとって必要なこと。それはシンプルに一言での称賛。

ドライゼロはなんと言って、ビール激似の味わいが最大の魅力です。

ノンアルビールとひと口に言っても、その味わいはノンアルによって趣は異なり、正直ビックリするくらいビールから遠くかけ離れたノンアルビールも存在します。「これはビールというより、水? いや、なんだ」と困惑するくらいに。

ところが、このドライゼロは一味も、二味も違うワケです。

キレ、喉越し、そして味。

全てにおいてビールを凌駕……こそしてないですが、ビールに達する域です。

その味わいは、とくに金麦に激似で、ビール愛好家たちも「これなら納得の及第点であろう」とおそらく誰もが認めるほど。

金麦はサントリーから出ているので、もはやメーカー違い。もっと言えば、金麦は発泡酒だから、ビール激似は言い過ぎなのでは?ということは聞かなかったことにして、どこかに置いといてください。



各社ゼロのポイント!

ノンアルといえば、アルコール0%なことは言うまでもなく、ラベルにはなにかとゼロが並んでいるのが特徴のひとつですよね。

「カロリーゼロ、糖質ゼロだからダイエット中のあなたにもオススメ!」と缶が物語っているかのように、健康志向を押し出したノンアルも多いです。

ということで、各社がゼロを打ち出しているポイントを並べてみました。缶のラベルに書かれているやつです。

【サントリー】オールフリー
カロリーゼロ、糖質ゼロ、プリン体ゼロ
【キリン】零ICHI
人工甘味料0、着色料0
【アサヒ】ドライゼロ(DRY ZERO)
カロリーゼロ、糖質ゼロ

比べてみると一目瞭然なのですが、意外と各社によってこだわりのゼロが異なっています。

完璧なるゼロを抑えているのが、サントリーのオールフリー。

「めざせ!ビールを超えた爽快さ!」のスローガンを掲げているだけあって、やっぱり違います。カロリーや糖質だけには飽き足らず、プリン体までゼロという、健康志向っぷりは頭ひとつ抜け出た感じ。

すっきり爽やかテイストで飲みやすく、日常もとい健康に寄りそったノンアルビールといったところです。

一方で、独自の道を行くというか、独自のゼロを進むのがキリンの零ICI。

カロリー、糖質ではなく、人工甘味料や着色料という、「気になる人はものすごく気になる箇所」に配慮したポイントをゼロとしています。

原材料を比較してみた

「ノンアルビールの原材料なんてどれも同じじゃないの?」そう思っていた私なのですが、比べてみるとこれがメーカー各社によって少し異なっていました。

【サントリー】オールフリー
麦芽(外国製造)、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、ビタミンC、苦味料、甘味料(アセスルファムk)
【キリン】零ICHI
麦芽(外国製造)、ホップ/炭酸、香料、酸味料、水あめ、食物繊維、米発酵エキス、調味料(アミノ酸)乳化剤
【アサヒ】ドライゼロ(DRY ZERO)
食物繊維(米国製造または仏国製造または国内製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムk)

こうして比べてみると、原材料が似ているのが、オールフリーとドライゼロです。

ともにカロリーゼロ、糖質ゼロを実現したノンアルということが大きな特徴で、そんなノンアル飲料でおなじみの人口甘味料アセスルファムkが使われています。

一方、またも独自の道を行くというか、こだわりを見せているのがキリンの零ICI。

人口甘味料に頼ることなく、ビール感を引き出しているのが、零ICIの大きな特徴でもあります。

やっぱりね。いますから。「人口甘味料は絶対にNGです。ありえないです」という意見は。

そこを汲み取るのがキリンの生き様でしょうか。メーカー独自の一番搾り製法を使い、最初に流れ出る一番搾りの麦汁にこだわり、麦芽とホップの美味しさを引き出しています。

それゆえなのか、味わいも独自の路線をいっております。さいしょは「ん?」と思うのですが、これがクセになるところもあって、気付けばまた買ってしまうノンアルがキリンの零ICIだったりもします。

栄養成分を比較してみた

最後に、栄養成分も比較してみました!

【サントリー】オールフリー
エネルギー0kacl、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物0g、糖質0g、食物繊維0~0.1g、食塩相当量0~0.02g、プリン体0
【キリン】零ICHI
エネルギー9kacl、たんぱく質0.1g、脂質0g、炭水化物2.2g、糖質2.0g、食物繊維0~0.3g、食塩相当量0~0.02g、プリン体0~2.3mg
【アサヒ】ドライゼロ(DRY ZERO)
エネルギー0kacl、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物0.4~1.4g、糖質0g、食物繊維0.4~1.4g、食塩相当量0~0.04g

原材料に引き続き、栄養成分も似ているのがオールフリーとドライゼロです。

「カロリーゼロ、タンパク質ゼロ、資質ゼロ、糖質ゼロ」両者ともにノンアルといえばの、ゼロが並んでいます。

「健康ならオレだぜ」というだけあって、オールフリーはさらに、炭水化物もゼロで、プリン体までゼロです。もはや何も摂取されない勢いのゼロづくし。ここまでくると、逆に不気味というか、いったい何がどうなっているのかとさえ思えてきます。

ドライゼロはビール激似という部分を重視しているからか、炭水化物はややあります。なので、暴飲すると……太るかも。

そして、ここでも独自の道を行くというか、もはやゼロの戦いは放棄したようにもみえるのがキリンの零ICI。

ゼロなのは脂質だけです。

カロリーは9kcalもあります。カロリーゼロが主流になりつつあるノンアル界隈において、カロリー9kcalはなかなか攻めているとも取れる……。

やはり、零ICIはカロリーや栄養成分はムリない範囲にして、その分、「人口甘味料や着色料はないですよ。安心してください」といったスタンスなのかもしれません。

ちなみに、「タンパク質、脂質、炭水化物、糖質」は食品表示基準により、100mlあたり0.5g未満であれば0と表示することが可能です。プリン体は100mlあたり0.5mg未満で0と表示できます。

つまり、100mlあたりでみれば限りなくゼロ。

ですが、缶ビールのおなじみサイズ350mlでみれば、もしかするとトータルでゼロじゃない可能性はあります。



どのビールがオススメ?

最後に、今回取り上げた各社ノンアルビールの特徴から、それぞれのノンアルがどんな人におすすめなのかをまとめてみました。

とにかくダイエットしたい方には、やっぱりゼロがぶっちぎりで一番の【サントリー】オールフリーですね。

ダイエットならコレです。毎日の晩酌ビールを、休日昼間のビールをオールフリーに変えて、筋トレに励み、ムリせずダイエットを頑張ってください。

人工甘味料はNG。クラフトビールや黒ビールは大好きよ。という、そんなビール愛好家には【キリン】零ICHIです。

少しクセのあるノンアルなのですが、それもまた気に入るはずに違いありません。新しいノンアルという名の扉があなたを待っています。

休肝日を作りたい。けどお酒の我慢が辛い。とにかくビールに似た味おくれ。という根っからのビール好きには、【アサヒ】ドライゼロで決まりです。

ビールに似ている、この点においては、もはや右にでるノンアルは存在しない、そう言っても過言ではなし。案ずるより飲むが早しで、どうぞ今晩のお供に。

ではまた。

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参考ページ
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【サントリー】オールフリー
https://www.suntory.co.jp/beer/allfree/
カロリーゼロ、糖質ゼロ、プリン体ゼロ、そしてアルコール0.00%
炭酸飲料
原材料:麦芽(外国製造)、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、ビタミンC、苦味料、甘味料(アセスルファムk)
100mlあたり、エネルギー0kacl、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物0g、糖質0g、食物繊維0~0.1g、食塩相当量0~0.02g
プリン体 0(食品表示基準による 100mlあたりプリン体0.5mg未満をプリン体0と表示)
天然水100%仕込

【キリン】零ICHI
https://www.kirin.co.jp/products/nonalcohol/zeroichi/
一番搾り製法
人工甘味料0、着色料0、アルコール0.00%
炭酸飲料
原材料:麦芽(外国製造)、水あめ、食物繊維、米発酵エキス、ホップ/炭酸、香料、酸味料、調味料(アミノ酸)乳化剤
100mlあたり、エネルギー9kacl、たんぱく質0.1g、脂質0g、炭水化物2.2g、糖質2.0g、食物繊維0~0.3g、食塩相当量0~0.02g
プリン体 0~2.3mg

【アサヒ】ドライゼロ(DRY ZERO)
https://www.asahibeer.co.jp/dryzero/
カロリーゼロ、糖質ゼロ、アルコール0.00%
炭酸飲料
原材料:食物繊維(米国製造または仏国製造または国内製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムk)
100mlあたり、エネルギー0kacl、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物0.4~1.4g、糖質0g、食物繊維0.4~1.4g、食塩相当量0~0.04g

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