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面倒なオンライン飲み会を切り抜けるノンアルという秘策

雑学
更新日:2021/07/02

新型コロナの影響により、彗星のごとく現れた新しい飲み会スタイル。そう、オンライン飲み会!

面倒なオンライン飲み会を切り抜けるノンアルという秘策

ひと昔前までは、ひっそりと小さく、限られた人によって開催されていたオンライン飲み会という宴。いわゆる一般人に言わせれば「なんじゃそりゃ?」だったのがオンライン飲み会です。

しかし、外出自粛の流れでオンライン飲み会せざるを得なくなるや、新たな飲み会スタイルとしての地位を確立。

市民権を得たとばかり「うちも流行りに乗っかってやりますかね? オンライン飲み会を」という上司の一声にお呼ばれされたら、いざ行かねばならないのがオンライン飲み会です。

そして、参加した人なら、きっと一度はこんなことを思ったはず。

オンライン飲み会って、めっちゃ途中で抜け辛い。

オンライン飲み会は、人数が多くなると、話す人を限定しないと収集が付かなくなります。なので、基本的には一つのトピックについて誰かが話す、みんなで聞く、そしてまた誰かが話す、この繰り返し。

画面上で繰り広げられるオンラインでの飲み会は、たしかに盛り上がっている。けど、正直なところ、自分はいてもいなくても構わないような……そう感じることもしばしば。

そんな状況で「あの……」と何の予告もなしに声を出そうものなら、「ん?」とみんなの視線を一気に集めることになります。

心の声をあげてイイなら、そろそろ切り上げたい……。切り上げて自分の自由な時間を過ごしたい。気になっている動画をみながら、のんびり飲む酒を飲みたい。

しかし、飲み会の空気はどうだろう。

「おい、みんな! 黙っていたアイツが何か話すらしいぞ!」とワクワクと聞き耳立てるわけです。みんなが自分に大注目です。まさか「そろそろ自分は終了しますね」なんて言い出すとは、微塵も思っていないです。言えない……。

気がつけば、お酒もガブガブ飲み進めるワケで、それなりに酔いも回り、オンライン飲み会が終われば、部屋に流れる静寂と漂う喪失感。

「果たして意味のある飲み会だったのだろうか……」なんて虚無を感じた経験あり、という人もいるかなと思います。

そんなオンライン飲み会をアルコールではなく、ノンアル片手で乗り切ろうと、無謀とも無意味とも思える作戦に打って出たのが、かくいう私だったりします。

何故そんなことをするのか?

もちろん意味があります。

オンライン飲み会にしらふで参戦するだなんて、それ単純にテレビ電話やんけ!

というツッコミは置いておいて。

大事なのは雰囲気。離れていたって心は一緒。みんなでお酒を楽しく飲むのがオンラン飲み会。

そもそも、みんなビールや酎ハイで乾杯しているところに、黙ってノンアルで参戦してバレないのか?

これがまぁバレないです。

やり方は簡単で、ビールジョッキにノンアルビールを注ぐだけ。

雰囲気はバッチリです。(普段から私はノンアルだろうと、ビールだろうと、自前のビールジョッキで飲んでいるのです。うまさ倍増なので、これオススメ)

画面越しに見れば、誰がどう見たって、ビールジョッキにビールを注ぎ、オンラインでやるき満々の私がいるではありませんか!

ビール片手にご満悦。乾杯だって盛り上がります。

こうして始まるオンライン飲み会。

「何を飲んでいるの?」なんて聞くまでもなく、ビールジョッキを見れば一目瞭然です。

ちなみに、ノンアルビールの缶は限りなくビールに似ているので、ノンアルコールの文字を微妙に見えなくすることで、誰もがビールと信じます。そりゃあ、誰もビールジョッキでノンアル飲んでいるとは思いません。もちろん、わざわざビールジョッキを用意せずとも、透明なグラスで飲めば雲隠れ可能。

そうまでして、ノンアルを飲む意味とは何なのか?

大前提ですが、これはあくまで参加したくないオンライン飲み会での話です。

そりゃあ、オフラインで一緒に酒を飲むのが死ぬほど楽しい大親友となら話は別。オンラインでお酒を飲みながら、きっと夜遅くまで盛り上がることは間違いなしです。

というのも、参加したくないオンライン飲み会って、喋る機会がまぁ死ぬほどないです。



ここでちょっと、リアル飲み会のことを思い浮かべてみてください。飲み会でポツンと話すことがない時の退屈さ。まさに地獄ではありません?

飲み会中は、ほぼ話を聞いているだけ。なぜそんな話を聞きながら、酒を飲まなければならんのか。ふとそう思うこともあったり。

お酒に弱いとなれば、なおのことで、酔ったらもうその後なにもする気が起きません。夜という最高のリラックス時間が失われます。

不要だと思うなら、オンライン飲み会なんて、最初から参加しないの一点張りで、参加しなければいいじゃない!

その意見、ごもっともです。

しかし、そうもできないのがサラリーマンで、立場の低い後輩だったりもします。

「無用な会議には出ません!」そうキッパリ言い切るスキルと度胸と根性は、アメリカ大陸にあるシリコンバレーの超一流企業には必要ですが、日本の片隅にある社名を言ってもピンと来ない古くからある会社には通用せず。

求められるのは、石の上にも三年座れる忍耐と、空気を読めるかどうか。ようは気に入られた者が先をいく世界。

今までは「すみません。嫁があれで、これでして……」という意味不明な言い訳で逃げることもできた飲み会の誘い。しかし「オンラインだから、少しぐらい参加しなよ。いつでも抜けていいから」という逃げ場封じが繰り出される始末です。

こんな飲み会こそ、酒をたらふく飲まないとやってらんねぇ。という人ならイイんです。それもまた一興ではあります。

「そんなに退屈なら、スマホを見ればいいじゃない」というマリーアントワネットばりの考えは、目線のずれで勘の鋭い人にバレます。飲み会の中心にいる人たちはね、マジ飲みでめっちゃ楽しんでいますから。果敢にツッコミを繰り出してきます。マリーアントワネットが歴史の上で最後どうなったかは、言うまでもないです。

というわけで、飲み会で繰り広げられる話は、ノンアル片手に適度に相槌を打つ必要あり。

別にノンアルではなくて、酎ハイ、ビールの一杯で頑張ればイイんじゃない?

ところが、その一杯が、じわじわと効いてくるんです。

漫画カイジの名シーンにもあります。地下の奥底に追いやられた強制労働させられるカイジは、班長に差し出されたビール「たったの一杯」の悪魔的な味で崩壊しました。たった一杯、それは豪遊につぐ豪遊へと続く甘い罠です。

こう言うと、ノンアルでただ飲み会が終わることをじっと耐えている。という感じもあるのですが、飲み会によっては、ノンアル片手でしらふ参加ということが、むしろメリットになることもあります。

例えば、ビジネスにつながりそうな良いアイデアが出たとき。

ありません?飲み会の席で盛り上がって、ぽんッとナイスなアイデアが浮かぶ時って。

そして、明日になったら忘れている。

その場限りの盛り上がりでスッカリ忘れてしまう、というケースは少なくはなく、明日になったらうやむやになってしまうことも多いです。

やっぱり酔ってたテンションだからイイと思えたんだよな……と翌朝トイレに行く頃には、便器を流れる水と一緒にアイデアもサヨナラ。

酔った勢いそのまま、プロジェクトを始動させるハイパー意識高い系なら、話は別ですが、普通の酒飲みリーマンは翌日にもなれば、お酒の力を借りて生まれた情熱は完全に冷めちゃってます。

むしろ飲み過ぎて軽く頭痛がするコンディションの悪さをどうすべきか。どう一日を乗り切るかで頭がいっぱいです。ついでに、「もう二度と大酒は飲まない」という果たせない誓いを1日限りで打ち立てるのです。そう、冷静に、クールになりすぎています。

ここで登場するのが、ノンアル片手のしらふなアイツ。

ピクリとも酔っ払っていない人物が、ココにいるわけです。バッチリと覚えています。だってノンアルでしたから。

みんな酔っ払ってうやむやになったナイスなアイデアだって、バッチリと記憶の片隅にインプットされています。

これを次の会議までにきっちりと形にまとめればどうでしょうか?

「よくぞまとめたな!」とみんなから向けられる感心の眼差しと拍手喝采。

きっと、できる奴という印象をみんなが抱くことでしょう。もう、ナイスアイデアは自分の手柄といっても遜色ありません。

とくに意味を見出せなかった飲み会が、自分の立場を劇的に変えるような飲み会に変わった瞬間がここに誕生したわけです。

もちろんですが、苦手なオンライン飲み会が終われば、自由な時間が待っています。

好きなお酒をじっくり飲み直しながら、フリーダムにお過ごしください。

ではまた。

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