脱ビール宣言!お酒をノンアルに変更して1年経過した結果
酒飲みにとって、生きがいと言えば、
仕事終わりにグラスを重ねる乾杯!そして、至福のひと時とえば、一日を幸せに締めくくる晩酌ではなかろうか。
宴会大好きのお酒大好きマンにとって、お酒なしの人生などあり得ない!
はずなのだけれど、突然やって来るのがノーお酒ライフだったりもします。
体調不良に病気しかり、メタボしかり、家族の妊娠しかり、家庭のお会計事情の切迫しかりです。
かくいう私も愛するお酒ライフにさよらならを告げる日が現れ、「お酒やめる!グッバイ!」と大好きだったビールたちに涙の別れを告げました。
ビールと運命的な出会いを果たしてから月日は流れて約10年。えらい長く連れ添った相棒に「すなんばい時が来たんだ」と別れを切り出したワケです。Amazonで定期購買していたビールもストップです。
かくして私はビールをノンアルビールに持ち替え、日々を生き抜くこと早1年。ライフスタイルの一部となっていたお酒をやめた結果、酒好きはどうなったのか?
1.早起きになり、朝から活力がみなぎる
自分でも驚くほどに早起きが苦手な私なのですが、お酒をやめることで見違えるほどにできるようになったのが早起きです。
晩酌をやめて夜はノンアル、むしろ日によっては水しか飲まないようなった結果、早起きが楽勝になりました。いまや目覚ましアラームすら無用です。朝日の到来と共に「グッモーニン!」と気持ち悪ほどさわやかに目覚めます。
「早起きは世界の成功者のほとんどが共通して行っていること」なんて呼び声も高く、今を生きるビジネスパーソンにとっては超重要なスキルの一つ。(自分のクロノタイプによっては、早起きがかえって逆効果になることもありますが……)
お酒をやめ代わりに早起きを会得した私は、かくして朝活に勤しむことになりました。これだけでも、非常に健康になった感じがあります。
早起き&朝活の効率の良さを知ったが最後、もう早起きのない生活には戻れない。
お酒が抜けきらずボーッとした日々を長く送っていたこともあってか、朝日をあびながら柔軟体操している自分はなんだか奇妙でもあったり。
2.おつまみを買わなくなった。欲しくもなくなった。
「お酒だけでいいのかい? 本当はポテチも欲しいんだろ?」
なんて甘いささやきは、酒を嗜む者にとっては悪魔のセリフであり、この言葉の前には「はい!ポテチお願いします!」と手を挙げずにはいられない。
お酒にとって最高のパートナーといえばおつまみです。
きっと誰もが一つは持っているであろうマイベストおつまみ。
「ビールを飲むときは、必ずポテチが欠かせない!」なんてメタボ街道をひた走るセリフを吐いては、おつまみを買い続けてきた私なのですが、お酒を飲まなくなると自然と買わなくなりました。自分でもびっくりするくらいあっさりと。バイバイ、ポテチです。
お酒とおつまみは、いわばダブルス。片方がいなくなれば、おのずと片方も機能しなくなるのでしょうか。ノンアルを飲む時にも、特に私は欲しいともならないのが不思議です。
3.甘いお菓子を食べるようになった
おつまみを買わず食べなくなった反動なのか、代わりに食べるようになったのが甘いものです。
チョコレートにケーキに和菓子にアイスクリーム!
世の中にはとんでもなく美味しい甘味たちで溢れています。
お酒を浴びるように飲んでいた頃は、それこそ甘いものより辛いもの。
「ビールが美味しく飲めるおつまみおくれ!」だったのですが、一転して「辛いものより甘いものおくれ!」になってしまう始末です。
いわばビールとの相性が最悪な甘いお菓子たちは、「今までどうして食べて来なかったの?」と自分に問いかけるくらい食べるようになってしまいました。
女の子たちが甘いものにトキメクことにも納得で、ストレスたまれば甘いものになるのも納得です。
ただ、食べすぎると一瞬で太るやつだと身をもって感じたのもまた事実。
4.激痩せした
お酒をやめて数ヶ月経った頃でしょうか、目に見えて変化が現れたのが体重です。
毎日飲んでいたビール。そしておつまみが無くなったことにより、みるみる落ちて行くのが我が体重。どうやら私は少し晩酌が過ぎていた模様。
さらに、せっかくだからとプラスして毎日の朝活に簡単なジョギングと筋トレを加えてみることに。
すると、Tシャツを脱ぐとポロリンと飛び出て、ズボンに乗っかっていた可愛いお腹が無くなる始末。気が付けばお腹を乗せようと思っても出て来ない腹回りです。
かつて「頑張って鍛えよう!」と意気込みジョギングしては帰宅後に「疲れた。一杯やらねば」とビールをプシュッとさせ「なぜ体重が減らないのか!」と嘆いていた過去の私に教えてあげたい。お酒をやめれば痩せるぞと。
ただ、過度なダイエットになってしまったのか、私の場合はげっそりするくらい体重が落ちてしまい、むしろお酒をやめてから不健康そうに見えるとも言われます。なにごとも限度が大事です。
5.夜時間が有意義になった
お酒を飲めばそこから始まるのは、永遠に続くだらだらタイムですよね。
これこそお酒が魅せてくれる至高の賜物だったりもしますが、時としてお酒片手に過ごすと無益を生んでしまうこともたしか。
例えばお酒を飲みながらの読書って、まるで頭に入ってこないです。お酒を飲みながらの動画とかもです。なるほど、とその時だけ勉強した気になるやつです。明日の朝にはおおかた忘れています。
個人的にはお酒を飲まなくなったことで、映画をみる目が少し変わりました。
かつてはワイン片手に呑気に見ることもあったのですが、お酒がなくなり映画は全てスッキリと頭に入ってきます。映画を見ていても抜群にストーリーにのめり込むことができます。
他にも、仕事が立て込んだ時なんかは「もうダメだ!飲まずにはやってられん!」と誘惑に負けお酒に屈することもあったのですが、そんなダメ精神ともおさらばしました。
「もうダメだ!寝る!」に変わり、身に付けた早起きで残っている仕事を澄み渡る頭でさばけくのです。
二日酔いになることもないので、朝のダルい感じともおさらばですしね。朝って、本来は最高に調子がいい時間なんですよね。
6.お酒を飲みたいと考えなくなった
これが一番の驚きだったかもしれません。お酒をやめることで、お酒を飲みたいと考えなくなりました。
一年もお酒から遠ざかることで、人ってお酒の味を忘れてしまうんですよね。
あんなに好きだったビールの味も、「ノンアルビールとどう違うんだっけ?」と味の違いすら曖昧です。
ビール缶を見ても、CMを見ても、私の場合は特に何も感じなくなるという。もはやマジメを貫いていた中高生の少年のような気分です。「ふーん」てなくらい。
ただ、代わりに出てきたのが「うっし!ノンアル飲むか!」というノンアル飲みたい欲です。
「今日は疲れたからアサヒドライゼロを決める!」だったり「お風呂上がりにアサヒドライゼロで癒されたい」だったりと、なにかにつけて飲みたい欲がやってきます。
なので、これまでライフスタイルの一部というか、悪しき習慣となっていた「毎日お酒飲みたい。いや飲む!」が「ノンアル飲む」に変わったというのが正しいのかも……。
さいごに
ノンアルに変更した結果、私の身に起きた6つをまとめると以下です。
1.早起きになり、朝から活力がみなぎる
2.おつまみを買わなくなった。欲しくなくなった。
3.甘いお菓子を食べるようになった
4.激痩せした
5.夜時間が有意義になった
6.お酒飲みたいと考えなくなった
早起きになり、お菓子を食べて、お酒を飲みたいとは思わず、激痩せして夜時間も有意義といった感じでしょうか。
なんというか、こうして並べると高校生や大学生の頃の自分を思い出すようです。
まだお酒の味を知らず、部活に汗水流して情熱を注いでいた日々といった感じですね。
朝練して、お菓子食べて、夜は勉強する。なんか字面にすると、めっちゃマジメですね。でも、人はこれを健康健全と呼ぶのではないでしょうか。
ではまた。