ノンアル本当に0%?実はアルコール少し含まれている?
- ✓ノンアルって本当に酔わないの?
- ✓アルコール1%未満なら0.9%もありえる?
- ✓ノンアルでも飲み過ぎたら飲酒運転になる?
このコラムはこのような悩みのある人に向けて書いています。
結論:0.00%未満のアルコールなら酔わないし、飲み過ぎても飲酒運転になりません!
とはいえ、ノンアルを飲む時にどうしてもこのような疑問がでてきますよね。
本コラムでは、ノンアル飲料の疑問や安全性について解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【この記事はこのような人に向けて書いています】
- ノンアルで飲酒運転にならないか不安な方
- ノンアルのアルコールが0%に疑問がある方
- ノンアルを飲むと酔った感じがする方
【編集長おすすめ 0.00%ノンアル飲料】
ノンアル飲んで酔った。ノンアルでも飲酒運転で捕まる可能性があるらしい。
なんて話を聞いたことがある人、実は多いのではなかろうか。
ノンアルといえば、ノン・アルコールなので、「アルコール がない」はずなのに、なぜか「ノンアルって、実はお酒入ってるんじゃない?」と疑いたくなるのが、ノンアル初心者あるあるです。
かく言う私も、お店での初ノンアルデビュー戦の時は相当に疑っていて、「車で来たんです。ノンアルなら飲んで大丈夫ですよね?捕まりませんよね?本当ですか?」と食い気味に店員さんに迫ったことがあります。店員さんは目を点にしていました。
「アルコール 0.00%だから大丈夫なんですけど、心配だったら止めておいてください」とポカン顔の店員さん。「で、ですよね」と愛想笑いでノンアルを飲む私。「けっきょく頼むんかい!」とツッコミたそうな店員さんです。
なぜだか無性に疑いたくなる「実はアルコールちょっと含まれている説」本当のところどうなのか?
白黒ハッキリさせるべく、調査してみました。
ノンアルの味わいがお酒すぎる問題!
お酒でもなくジュースでもない。いわゆる第三の可能性として注目を集めているのがノンアルコール飲料ことノンアル。
ノンアル最大の魅力にして最大の特徴はといえば、味わいがお酒なのに酔わないということ。
「驚きのアルコール0.00%!」「混じりっけなしにアルコールゼロ!」「なのにお酒の味わいを楽しめる!」といった押し文句を見かけることも多いですよね。
お酒でもジュースでもなくお酒に限りなく近い飲み物だからこそ、「たまの休肝日にノンアルを」「ダイエットにはノンアル!」「お酒ではなくノンアルで飲み会」といった調子で、お酒に代わる飲み物ノンアルという独自のポジションを築いています。
しかし、味わいが限りなくお酒に近いということもあって、どうしても疑いたくなるのが「まさかアルコールちょっと入ってないよな……?」ということ。
ノンアルビール界最強とのもう呼び声の高い「アサヒドライゼロ」にいたっては、もはや「こいつビールでしょ!」と叫びたくなるほどビール激似の味わいですからね。ノンアルに疑いの眼差しを向けたくなるのも分からなくはないです。
そしてノンアル経験者には言わずもがなですが、ノンアルの味わいは明らかにソフトドリンクではないんですよね。味はしかとお酒なんです。
ノンアルは製造工程がソフトドリンクとは異なっているので、味はお酒なのは当たり前といえばあたり前ですが。お酒の味を再現する、ということに全力を注いで作られている商品でもありますし。
では、お酒とノンアルの境界線はどこに存在しているのか?実はその答えはハッキリとしています。
【編集長おすすめ 0.00%ノンアル飲料】
アルコール1%未満ならノンアル!
お酒とノンアルの境界線は、「実は、酒税法によって定められている」のです!
ずばり「アルコール分1%以上で、お酒」そして「アルコール分1%未満で、清涼飲料水(ソフトドリンク)」です。
お酒かノンアルかの違いは、アルコール度数が1%未満かどうか。ノンアルとはアルコール度数1%未満の飲み物のことなわけです。
つまり「アルコール1%未満の飲み物」であれば、カテゴリー的にはノンアル飲料を名乗ることができるわけですね。
ここで「おやおや?」と気になるのが、「1%未満」という数字です。
1%未満であればノンアルコール扱いになる・・・ということはです。
「じゃあアルコール0.5%でも、ノンアルになるってこと? 0.9%でもノンアル? それって、もはやアルコール入りじゃない?」という鋭いツッコミを入れたくもなります。だってノンアルと名乗っておきながら、アルコールが0.5%も入っていれば、飲み続けることでお酒に弱い人なら酔いますから。
アルコール1%未満でノンアルを豪語する飲料がある?
「実は私にはアルコールがちょいと含まれている、でも1%未満ですからね。酒税法的にみれば私はノンアルですよ」
というノンアルは存在しているのか?
重要なのはここですよね。アルコール0.9%あたりを攻める微量のアルコールを含んだ、いわばステルスノンアルは存在するのか?と。
実はノンアルが日本に登場した頃は、ちょっとアルコールが入っているものが存在していました。
ノンアルなのに、ほんのちょっとオンアルコールでした。ステルスしていたわけです。
なので、大量にノンアルを飲んで「なんだか酔った気分になってきた。ノンアルすげぇ」と言いながら、本当に酔ってしまった人もいたわけで、飲酒運転的にもアウトなレベルになってしまう・・・というノンアル愛好家もいたのだとか。
もちろんお酒に弱い人や妊婦が飲むには注意が必要でした。もはや「それってもう、ノンアルじゃなくない?」という状態です。
きっと、お酒に似せることを意識して、ギリギリを攻めたんだと思います。結果、ちょっと攻めすぎちゃいました。
そして、攻めすぎたツケなのか、今でも「ノンアルって実はアルコール入ってるよね?」「ノンアルでも少しアルコール入ってる可能性がある!」と声をあげる人がチラホラ。
そして「法律的にOKでも、酔ったら意味がないよ!」というみんなの叫びを聞いて、もちろん黙っていないのが世界が誇る日本の飲料メーカー各社です。
改善力という本気、みごとに発揮されます。
そう、0.00%ノンアルの出現です。
【編集長おすすめ 0.00%ノンアル飲料】
これが本当のノンアル飲料 0.00%登場!
法律的にはアルコール1%未満であれば、分類としては清涼飲料水。
それはもう遥か昔の話です。時代は常に変化しています。いまは、0.00%の時代です。
ノンアルといえば、ラベルに書かれた「アルコール0.00%」ですよね。
「アルコール0%」と表記すれば、「アルコールちょっと入っている可能性あるよね」と疑いの眼差しが向けられる(過去に入っていたこともあるし)ので、「アルコール0.00%」と、ゼロを三つも並べて、アルコールゼロを強調しています。
そうなのです。アルコール 0.00%と記載があるノンアルなら、安心して酔わないノンアルライフが楽しめるようになっています。心配など無用です。
お酒で有名な日本が誇る大企業『キリン、アサヒ、サントリー、サッポロ』各社そろって、アルコール0.00%のノンアルについて、こう述べています。
「アルコール0.00%を実現しているので、運転への影響もなく、妊娠・授乳期間も飲めます。アルコール摂取したことにはなりません」
安心してお飲みくださいと、そう堂々と公式サイトにも記載されています。もう実はアルコールちょい入っているよー、なんて小細工なしで、技術力でお酒に近い味を実現しています。
さらに、キリンでは警察庁科学警察研究所の論文をもとに、運転シミュレーターでの実験結果から、運転能力に影響がないことも確認済み。
【キリン】パーフェクトフリー
【キリン】メルシャン×ファンケル カロリミット ノンアル梅酒テイスト
一方のサントリーでは、ノンアル『からだを想うオールフリー』1日に3本を4週間摂取した試験で安全性を確認しています。1日3本のノンアルなんて、完全に飲み過ぎレベルです。しかも、ノンアルビールは発酵工程のない製造方法だから、アルコール発生がないとも宣言しています。
【キリン】あしたを想うオールフリー
【キリン】のんある気分〈ジントニック ノンアルコール〉
追い討ちをかけろとばかりに、ノンアル缶のラベルを見てみてください。
そこに書かれているのは「炭酸飲料」との記載。
そう、アルコール度数0.00%のノンアルならば、飲んだ後に運転しても飲酒運転になることはありません。
警察に「はいそこの車こっちきて止まって。ここに息吹きかけて」とチェックされたとしても、飲酒運転で捕まることはありません。「アルコールを飲んだ形跡はなし。でも君ちょっと匂うよね・・・なるほどノンアルか!」と思われるくらいです。
そしてアルコール度数0.00%ならアルコールが含まれていないので、健康診断の前日に飲むことも「よし!」ではあります。
アルコールが含まれていないので翌日の健康診断に悪影響を及ぼすこともなし。もちろんだからといって飲み過ぎはダメですが。
ちなみに、「いやいや、アルコール0.00%のノンアル飲んでも酔う時あるよ?ハイテンションになるし。酔っ払った気分になるし」と声をあげる人がいるのですが、これは「空酔い」という現象で、酔っ払っているわけではありません。
いわゆるノンアルがもたらすプラシーボ効果の一つと言われていて、ノンアルの風味や味わいがお酒に限りなく似ていることによって、脳が「あれ?お酒飲んでる?」と錯覚することが主な原因です。
まあノンアルを飲んで「酔ったかもしれない・・・」と錯覚する方は、なかなか普段からお酒を嗜む方ということなのかもしれないです。
そしてノンアルを飲んで「酔ったような気がするな」という方は、アルコール数値的には問題ないでしょうが、運転すると危なそうなので私としては運転は控えてねと言いたいところだったり。
アルコール0.00%なら妊娠中、授乳中でもアルコールの影響はないとされています。ただ、0.00%のノンアルにはアルコールこを含まれていないですが、人口甘味料だったり添加物だったりが含まれていることがあります。
妊娠中または授乳中の方は、ラベルをよく確認して原材料もしかとチェックして、そしてかかりつけの産婦人科の先生と相談してから飲むようにしてください。
ちなみに、じゃあアルコール0.00%なら20歳未満の子供でも飲んでいいの?
ということも気になるかと思うのですが、これはNG。メーカー各社が20歳以上を対象にしてつくられた商品だから、20歳未満は飲用は控えるように回答を出しています。本物のお酒が飲んでみたい・・・と興味がそそられる可能性もありますからね。お酒もノンアルも20歳を超えてから、というわけです。
お酒の代替品は、ノンアルで決まり!
まさにノンアルはお酒の代替え品。
「ノンアルは酔わないお酒と呼んでも過言ではないかもしれんな。もう時代は変わった。お酒気分を味わいながら、悪い酔いとはおさらば。0.00%の夜明けが来ているぜよ!」
とかなんとか豪語しながら、ノンアルのプルを「プュッ」と開けて、みんなでノンアル乾杯といきたいところですが、最後にちょっとだけ待ってしばし。
ただ、覚えておきたい事がここで一つ。
アルコール0.00%と表記されているノンアルは、限りなくアルコール0に近いのですが、一般的にはノンアルはアルコール0.05%以下となっています。
なので、「ラベルのアルコール表記が0.0%なら」、もしかすると0.05%以下の範囲でアルコールが含まれている可能性はあります。
「おい、やりやがったなや。まただぞ」そう思うところ、きっとあるとは思います。
しかし、そもそも糖分を含む飲み物は、自然発酵によって、人体に影響を与えないレベルの微量なアルコールが含まれています。0.05%といえば、ごく限りなく微量。
とはいえ、「いやいや、待てと。0.05%アルコールありますやん」というツッコミたくなるその気持ちも分かります。
ほんの微量でも気になるなら、やっぱり限りないゼロを目指した0.00%ノンアルを選ぶ、これ一択です。
0.0%ではなく、0.00%とゼロが三つのノンアルを探してください。
【編集長おすすめ 0.00%ノンアル飲料】
ちなみに、アルコール0.9%ならお酒には該当しないのですが、最近は0.9%などアルコールが1%に近い飲み物は、「低アルコール飲料」「ローアルコールビール」といった名称で呼ばれることもしばしば。ラベルには「運転する時は控えてください」と明記されていることも多いです。
最近では1%未満の微量のアルコールを含んだ飲料は、微アルコール飲料と明確に区別されるようにもなっていますね。とはいえ、0.9%アルコールでビールテイスト飲料とノンアルぽく書かれていることもありますが。
いずれにしたって、ノンアル、オンアルともに飲み過ぎると身体には良くないので、なにごとも適量で、日頃の飲み過ぎにはご注意を。
ではまた。
【編集長おすすめ 0.00%ノンアル飲料】
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参考サイト
e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-060.html